不動産業界で気付いた。小さいスペースの魅力
不動産業界に長く身を置きビジネスをしてきました。
ある日、原宿のビルの植込みスペース1坪を活用して欲しいとの相談があり、試行錯誤しながら広告用ショーケースを作ったら驚く値段で借りてくれる会社が現れました。これが小さいスペースって面白いと思った瞬間でした。
それから街中の空き地を見つけては借りようとしましたが、いつも邪魔されるのが飲料自動販売機の存在でした。次第に小さなスペースを最大限に生かすビジネスは自販機しかないのではと思うようになりました。その後、食品ロス軽減を実践しながら100円で飲料を販売する自販機事業に巡り合い、夢を託す決意をしました。
自動販売機から自由販売機へ
数年で100円飲料自販機を武器に東京、横浜、大阪、福岡などに沢山の陣地を築くことができました。以前から「自動販売機って24時間、無人でしかも非対面で自由になんでも売れるよな?」と考えていたので、「自由販売機」と命名し飲料以外のモノを売り始めました。最初は有名カレー店のカレー缶。その後、プロ野球球団やオンラインゲームのグッズや体験などの販売を手がけると、モノを売りたい人、スペースを使って欲しい人が集まり、気がつけば面白い仲間が増えていきました。
小さなスペースから、世の中のスキマへ着目
はじめは不動産の視点でスペース的なスキマに着目していましたが、他にも時間、地域、流通、オンラインとオフラインの間など沢山のスキマがあることに気づきました。しかもそれらの多くは気づかれもせず、使われもせず、知られることもなく「モッタイナイ」ものが多い。いつしか私たちはそんなスキマを見つけるとワクワクし、「そのスキマに新たな価値を吹き込むこと」こそ使命だと考え、2020年に社名を「スキマデパート」に変えました。
変化が大きな未来は、もっと多くの「モッタイナイ」スキマが生まれるでしょう。
私たちは、みなさんと一緒に世の中を面白く、そして快適にしていきたい。
面白いアイデアと人の役に立つビジネスで、街中のスキマを埋め尽くし、デパートのようにしてみたい。
「いろんなスキマから世の中を面白くする。」
それがわたしたち、スキマデパートです。